郡 勝比呂(こおり かつひろ)

名前:郡 勝比呂(こおり かつひろ)
生年月日:1979年1月28日
出身地:京都
出身校:田辺高等学校
担当レッスン:パーソナルトレーニング
ブログ:https://www.kohriman.com
契約ウェア会社:Reebok

まず初めにこの業界に入ったキッカケは何ですか?

郡-「教えるのが好き」「体を動かすのが好き」という単純なものでこの業界に入りました。
一番最初は何でもいいからインストラクターになりかったんです。水泳やスノーボードでも何でも良かったんです。ハンドボール競技もしてたので、競技のコーチって良いなと思ってました。あ、スポーツやりながら吹奏楽でホルンとかやってたんですけどね(笑)

青貝-え?!ホルン?!

郡-音楽も好きなんです。だから、グループエクササイズに出会った時に「自分には、この仕事は天職だ!」って思いました。
19歳の時に、スポーツクラブのアルバイトスタッフを始めました。マシン指導や、ちょっとした体操指導をしてました。その後にレズミルズのボディパンプというエクササイズに出会って「これはおもろい!」ってなってやり始めました。ボディパンプ以外にも、ボディコンバッド・ボディアタック・シバムの4アイテムを指導していました。
その後、フリーランスでインストラクターだけやってたのですが、やっぱり稼げないんですよね。スポーツクラブが研修費用を出してくれる代わりにフィーの上限が決まっていました。ただ集客もありましたし、知名度も出やすかったので顔を売る宣伝広告費と割り切って活動していました。

過去にレズミルズのスタジオみたいなのやってませんでしたか?

郡-レンタルスタジオを不定期に借りて、暗闇の中で照明を使用し「BLOCK」という名前でやっていました。初期はコンバット・アタック・シバムの3アイテムを自分でレッスンしていました。レズミルズと契約してロイヤリティーを支払えばレンタルスタジオでも体育館でも、どこでもできちゃうんです。でも普通、そんなの考えないじゃないですか(笑)

青貝-うん。考えない(笑)
某大手スポーツクラブからレズミルズが撤退してからでしたっけ?

郡-某クラブから撤退する1年前に始めていました。その後、レズミルズ難民が出たんですよね。特にダンス系プレコリオ「ジャム」の難民がすごかったです。なので、ジャムも追加契約して、インストラクターさんに来てもらって運営していました。
その後、レズミルズ専門のスタジオができ始めましたね。関西だったら「TRIVE」さんとかもね。

青貝-今や大阪や東京にもレズミルズ専門のスタジオができてますね。

郡-はい。とても素敵な流れだなと心から思っています。ただ、僕がやってみて「厳しい!」って思いました。スタジオレンタル費用・人件費・ロイヤリティーや集客など考えると難しいなと感じてやめました。
その時のご縁があって、イベント等に声かけてもらえたり、横の繋がりができましたね。最終的には全く収益が無かったけど、「無駄じゃなかったな」って思ってます。

当時、とってもインパクトありましたよね。

青貝-私も賢いなと思って見ていました。

郡-賢いけど・・・・中には成功も失敗もありましたね。人生面白いですよね。

レズミルズのレッスンをやりつつ、26歳の頃からパーソナルトレーニングをやるようになりました。コナミでパーソナルトレーナー養成コースに通いました。1〜2期生ぐらいだったかな。
やっていく中で、スポーツクラブ内でパーソナルトレーニングをするのは非効率的だなと感じる様になったんです。既存の会員さんもいるので、マシンやスペースが限られている。1セット毎にマシンを譲ったり、他の人の目が気になったりとか、そういった小さいストレスがあったんです。

一瞬一瞬のちょっとしたことなんですけど、そういうのって高額な料金を払ってもらってる立場としては申し訳なくて・・・1分1秒を大事にして欲しいと思って自分専用のスペースを作ったんです。

スポーツクラブの中に専用スペース?

郡-使っていないスタジオを利用したり、マシンジム内の全く使われていないタタミ1畳ぐらいのデッドスペースを使って指導するようになりました。
実はそれが今の「タタミ一畳でも満足できるトレーニングメソッド」になっていますね。それが基本原則みたいになりました。

青貝-え?タタミ一畳って、めちゃくちゃ狭いですよね?!

郡-狭いですよ!!でも、その狭いスペースで結果が出るトレーニング指導が出来るようになりました。タタミ一畳なら、周りからも迷惑がられなかったので自由にできました。もちろん、セッションが終わったら片付けて誰でも使えるようにもしました。

批判とかは無かったですか?

青貝-「あんな狭いところで、何してんの?」みたいなこと言われませんでしたか?

郡-逆ですよ!「あそこでやってるあれは何?」って、興味を持ってもらえましたね。僕がそれをやり始めたのが10年以上前。まだライザップが出る前で、パーソナルトレーニングとかが流行る前でした。

その「タタミ一畳でも満足できるトレーニングメソッド」が独立のキッカケになりました。マシンもスタジオも使わないし、タタミ一畳あったらどこでも出来る事から「スポーツジムじゃなくても良いよね」と思うようになりました。

青貝-そりゃ、そうなりますね。

郡-当時、スポーツクラブ外に向けての集客もし始めていた時期でした。集客のためにホームページを作りました。それが「ファーストクラストレーナーズ」という名前のものです。

当初はトレーナーとお客様のマッチングサービスとしてスタートしました。複数のトレーナーさんに登録してもらって、ホームページから申し込みがあったお客様と成約したら、紹介料を頂いてました。

SEOかけて、検索上位になるようになったのですが、それが紹介しっぱなしだったんです。誓約したかどうかの確認ができてなくて、自分も放置していて商売にならなかったんです。
で、結局は自分がプレーヤーとしてトレーニング指導するようになりました。レンタルスタジオを借りて、トレーニングツールを車に積んであちこち行商のようにトレーニング指導しに行きました。

最初は「紹介するから行ってね」だったのが、ピボッドして自分が指導するようになったのですね。

郡-そうですね。それが一番利益率も高いですしね。
その後に、出資して頂いて法人化し「ファーストクラストレーナーズ」というジムを作りました。直営店とフランチャイズ合わせて11店舗作りました。タタミ一畳のトレーニングメソッドやファンクショナルトレーニングを形にしていきました。
→ファーストクラストレーナーズの記事はこちら

そこを2017年11月に離れ、いったんゼロにして2018年の3月に新しく「FIELD」を作りました。

今のFIELDは前から構想していたのですか?

郡-いや、やらざる得ない状況でしたね。ノウハウも持っていて、集客もできたので福島に1号店を出して3ヶ月で黒字化、6ヶ月で回収できましたね。

今は直営店が福島・桜ノ宮・京町堀、フランチャイズが十三・天王寺・森ノ宮・品川・広尾と今、浜松も作っていますね。フランチャイズも、いろいろなオーナーさんがやってくださっいて、約1年で9店舗というのはスピード感を感じています。今は立ち上げやトレーナー育成であちこち行ってる感じです。

品川は接骨院さんのフランチャイズ店で、接骨院とは扉一つ繋がっています。接骨院のお客様向けに予防・改善の運動を提供しています。治療をしながら、運動が出来る場所になっています。
治療家の先生に、僕のノウハウを全て詰め込んだトレーナー育成研修を行いました。
運動を楽しませる、継続させる、結果を出すのは自信がありますからね。

接骨院の先生(左)もトレーニングをするようになってきて、体や顔つきが変わったとのこと

僕は、フィットネスって他とコラボレーションできると思っています。今後、僕がやりたいこと1つに企業フィットネスがあります。会議室を使用したり、会社をリニューアルしてジムを作ったりしたいですね。

人材確保はどうしていますか?

青貝-私は郡さんって情熱的な人ってイメージがあります。ついてくる人も、郡さんの情熱にひかれて来ているのかなと思うのですが、どうですか?

郡-SNSや横の繋がりからが、大きかったです。一緒にやってくれる人は、僕の理念や今後やりたいことに「一緒にワクワクしたい」「一緒に共有したい」と思ってる人が来てくれてると思いますね。

青貝-外から見ていてもそれが伝わってくるなと思っていました。そうしたソーシャルでの魅せ方もすごいなと思いました。

郡-ここまでやって来れたのは、運動も好きだし音楽も好きだし、ITも出来たので、色々なことをやってきたことが繋がっていると思います。逆に言うと、そうしたことが出来るトレーナーがたまたま周りに居なかっただけだなと思いますね。自分でホームページも作りましたしね。


青貝-はじめのHPはWixから作ってましたよね?

郡-よく見てますね!はじめはWixから始めたんだけど、やっぱり欲が出てきてJimdoに変えましたね。今は、業者さんにお願いしていますが、先ず自分が触ってみないと、委託した時に何も言えないですからね。
広告とかはぼったくられたり失敗もしましたけどね(笑)

青貝-広告の話はよくありますね(笑)

郡-ありとあらゆる事もやりましたが、その分、失敗もありましたね。

失敗やリスクを自分で背負ってきたからこそ、経験になっているのでは?

郡-そうですね。広告の失敗も無駄なお金だとは思ってなくて、必要経費みたいなね。そう思わないと、前に進めないですからね。1回1回、凹んでてもしゃあないしね。

青貝-そうした経験とかも一緒に働いてるトレーナーさんに伝えたりしてるんですか?

郡-もちろん!「20代やそこらで、こんなんで凹んでたらあきまへんよ」って言ったりしますね。自分の過去の失敗も隠さずに話します。ファーストクラストレーナーズを離れた時も2017年11月にニートになったんですよね!!38歳でニートですよ!なかなか無いですよね(笑)

青貝-失敗も明るくポジティブに変換できるのは、すごいですね!

郡-すっごいネガティブな事が起こっても、すっごいポジティブな事に変換するって大変ですけどね。ネガティブな事も「よしきた!」みたいな感じでポジティブに変換して活かすようにしてますね。
これまでの過去にも一切、固執してないですね。むしろ過去の自分を超えたいと思ってますね。

これまでの経験を活かして、このFIELDで実現したい事は何ですか?

郡-本当の意味でのフランチャイズをやりたいですね。「トレーナーさん」「加盟店さん」「お客様」を幸せにしたいですね。その3つのWinを作っていきたいと思いますね。


※掲載内容は、2019年の取材時点での情報です。最新の情報は、オフィシャルHPやブログ等をご参照ください。